2017.11.13
【プチ行徳】興味のあること、得意なこと♪
臨床心理士のAです。
プチ行徳の療育では、興味のあること、得意なことを取り入れています
お友だちは絵カードをみてモノの名前を言うことが得意です
絵カードとは食べ物、乗り物、動物など、身の回りのモノの絵が描かれているカードです。
お友だちは、耳で聞いて理解するよりも目でみて理解する方が、スッとわかるようで、絵をみて仲間分けしたり、モノの名前を答えたりすることを楽しみながらことばを増やしています。
またひらがなにも興味が出てきています。
お友だちの名前を読んでみたり、本のタイトルを読んでみたりする様子がみられています。
まだ学校に通っているわけではないので、楽しくことばを増やしたり、ひらがなを理解したりすることがとても大切な時期です。
でも、これから小学校にあがり生活していくことを考えると、ひらがなのいくつかがわかったり、名前を読んだり書けたりとするとちょっとよいかもしれません
そこで「絵カードを使った課題が得意・好き」を活かし、絵カードを見てそのモノのひらがなをカードにして、絵と文字を合わせてみたりしています。
例えば、手の絵カードをみせて、手と理解できてから「て」の文字カードを見せて文字を伝えてみたり、「‘て’はよこぼう書いて、下に行きながら曲がる」などとひらがなの形の特徴を言葉にして伝えてみたり、他のひらがながある中から「て」の文字カードを選んでみたりしています
ありの絵カードに「ありの‘あ’」とひらがな2つの組み合わせになると「あ」の文字カードを見て「あり」と答え、1つの文字に1つの音を合わせることが難しそう。
今は楽しく、“わかった!”、“できた!”、“できる‼”と自信を持って、もっともっと好きになって欲しいので、絵カードとひらがな「ひと文字カード(目や歯)」からやっています。
ひらがなを覚えたり、ことばを増やしたりする方法はたくさんあると思います。
たくさん教材も作られていたり・・・
でも、ここではお友だちの得意なこと・好きなことを取り入れて、お友だちの様子を見ながら、スタッフみんなで相談して課題を作っています。
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