専門家・第三者からの声
専門家による教室巡回を行っています
スマートキッズプラス・スマートキッズジュニアでは、毎日接する指導員のほかに、外部から専門家をお呼びし教室巡回を行っています。内部の視点による限られた支援のみではなく、外部の専門家数人が見て指導を行うことにより、気付きにくい視点を得、より深い個別の支援と支援の質の向上へ結びつけることを目的としています。
保護者のみなさまへ
竹山美奈子
絵本『すずちゃんののうみそ』作者
スマートキッズで「輪」の支援を。
私の娘(絵本の主人公、すずちゃん)も、週5日、放課後等デイサービスに通っています。学校や家庭とは別の場所で、親以外の大人や同世代のお友だちとかかわっているおかげで、できるようになったことがたくさんあり、こうした場があることに感謝しています。
よく「学校側」「家庭側」ということばを耳にしますが、そんな子どもを挟んで構えてしまうような「線」の支援ではなく、学校、デイ(施設)、病院、家庭が、子どもを囲む「輪」になってお互いの立場から見える情報を共有し、一緒に試行錯誤するチームとなって支援すると、様々な視点や解決策が湧いてきます。
講演・見学させていただいたときのスマートキッズスタッフさんの笑顔・眼差しからは、そんな「輪」の支援を実現してくれる頼もしい「チームメンバー」のあたたかさを感じました。
親も子も、支援者のみなさんも、笑顔あふれる毎日を過ごせますように。
▼プロフィール
静岡県三島市在住。大阪府堺市出身。静岡大学教育学部を卒業後、教育系出版社に就職。
中高生とその保護者向け情報誌の企画・編集、プロモーションなどに携わる。
2016年4月、重度知的障害・自閉症のある娘、鈴乃さんの就学を機に退職。
2018年1月、岩崎書店より「すずちゃんののうみそ」出版。12月に台湾版、2019年3月に韓国版が翻訳出版された。
中川 知世臨床心理士/保育コンサルタント/クリエイター
療育施設や支援NPOにおいて、育児・母子家庭・障害者などの支援活動や、保育士として乳児院や保育園、学童保育で支援員・保育コンサルタントとしての活動を行われる。また、ご自身でも生涯発達の研究と支援を行うNPO法人を設立された。
臨床心理士として、児童発達支援センターや公立中学の特別支援級での支援を経験し、現職でスマートキッズ支援員、保育コンサルタント、大学で就職支援アドバイザーなども兼務されている。
クリエイターとしての活動もされており、心理学や教育学、支援の出版物などのプロデュースを毎年行われている。
▼出版物
『尾木ママの自然教育論』 尾木直樹、山と渓谷社、2017
『シングルマザー365日サポートブック』 NPOしんぐるまざあずふぉーらむ、2017
スマートキッズでは福祉サービス第三者評価を受審しています
スマートキッズでは平成27年度に芝公園教室、平成28年度に葛西教室・東雲教室、平成29年に門前仲町教室・平井北教室・南千住教室・瑞江教室、平成30年には住吉教室において、福祉サービス第三者評価を受審しました。
【受審結果】(とうきょう福祉ナビゲーションのページへリンクします)
- 平成27年度 芝公園教室
- 平成28年度 東雲教室
- 平成28年度 葛西教室
- 平成29年度 門前仲町教室
- 平成29年度 平井北教室
- 平成29年度 南千住教室
- 平成29年度 瑞江教室
- 平成30年度 住吉教室
今後も定期的に受審を行い、子どもたち、保護者の皆さまに開かれた支援・サービスを提供してまいります。
早稲田大学
教育・総合科学学術院
梅永 雄二教授
一番大変で、一番苦しい思いをしている可能性があるのはお子さん本人です。親御さんにはその子を否定せずにほめてあげてほしいと思います。
定型発達であることが必ずしもいいことではありません。その子その子でいいところがあります。
とにかく、子どもたちをほめることで自信をつけてさせてあげてください。けなしてもしかっても子どもは絶対伸びません。その子のモチベーションをあげて、とにかくほめてほめて育ててあげることが大切です。
特に「お母さん」に否定されるか肯定されるかでその子の人生が変わります。お母さんに否定されると、苦しいときの子どもの逃げ道がなくなってしまいます。
ある40代の発達障害の方のお話ですが、その方は育つ中でとても苦しい思いをされてきました。お母さんがその方にとっての逃げ道で、今でも安心感を得るためにお母さんにさまざまなことを相談している、というお話を聞いたことがありました。
私はそれでもいいと思っています。無理やり自立させようというやり方をとってもうまくいきません。そのくらい、お母さんから肯定されることは子どもにとって大切なことなのです。
そして、生きていく上で人に頼っていいということを教えてあげてほしいと思います。できないことは頑張ってもできるようにはなりません。代わりに本人ができることは存分に伸ばしてあげてほしいと思います。できないことは人に頼って助けてもらえばいいのです。
愛情はいくらでもかけてあげてください。それは甘やかすとは違います。
愛されて育った子どもたちは、わがままには育ちません。人をしっかり愛することができる大人になるのです。