私たちが目指していること
スマートキッズプラスでは、SST(ソーシャルスキルトレーニング)や創作活動、リズム遊びといったさまざまな療育活動を実施しています。 生活の基礎となる健康な身体や基本的な生活習慣を確立させ、課題にひとりで取り組む自立課題と、リズム遊びや粗大運動などの集団療育をバランスよく取り入れながら、コミュニケーション能力の向上、環境への適応力を高めていくことを目指しています。 スタッフはお子さまを専門的な視点で見て、かかわっていくための療育研修を定期的に受講しています。
専門的療育
小学生のお子さまに特化した専門的療育
「スマートキッズプラスでは、小学生という多感な時期を乗り越え本質的な生きる力を育むことを大きなテーマとしています。そのために育むべき6つの項目があり、それらを効果的に実現するための活動として4つの活動を行っています。
スマートキッズプラスの4つの療育活動
- 課外活動
- 公園遊び等の野外の活動を通じて健康な身体を育みます。
- 音楽活動
- 豊かな人格形成に役立つリトミックの要素を取り入れた音楽活動を行い、豊かな感性を身につけます。
- 創作活動
- 身近にあるものなどを使用した創作活動を通じて創造力や集中力、手先の器用さなどを身につけます。
- 集団活動
- 粗大運動、ソーシャルスキルトレーニングなどを集団で行い、身体能力の向上やコミュニケーション能力の向上をはかります。
例 | 課題 | 経過 | 成長例 | |
---|---|---|---|---|
社会性 | 友だちと適切な距離で接することができる | 友だちに対して、近い距離で話しかけてしまう。 | スタッフとであれば、一定の距離を保って接する事ができるようになった。 | パーソナルスペースを理解し、腕一本の距離で友だちと接することができるようになった。 |
自己表現 | 身体の不調を正確に伝えることができる | 「気持ちが悪い」や「背中がかゆい」も「痛い」と表現している。 | 不調のときにどこが不調かを指差すことができ、だんだんと「気持ちが悪い」「かゆい」「痛い」等の違いを理解できるようになった。 | すべて「痛い」ではなく、言葉で不調の種類を説明できるようになった。 |
自己統制 | 一定時間活動に参加し続けることができる | 黙って座っていることが苦手で立ち上がったり歩き回ったりしてしまう。 | 活動のときは合図まではずっと座っているというルールをだんだんと認識し、徐々にその時間を長くしても座っていられるようになった。 | ある程度の時間の活動でも黙って座って取り組むことができるようになった。 |
生活 | 衣服の着脱がひとりでできる | 衣服を着る順序や衣服の前後が理解できず大人に手伝ってもらっている。 | 正面が分かりやすい柄の衣服を多く用意し、正面が認識できるようにするとだんだんと着ることが楽しくなり順序も理解できるようになってきた。 | ゆっくりでも自分ひとりで着脱の順序や正面を理解し、着脱することができる。 |
学習 | 名前をマスの中に書く | 筆圧が弱く鉛筆をしっかりもてないためマスの中におさめて書くことが難しい。 | まずは大きめの枠、だんだんと小さめの枠と、日々楽しみながら練習を繰り返した。 | 小さいマスの中に自分の名前が書けるようになった。 |
運動 | はさみが使える | 使い方や持ち方が分からず、両手で持ってなんとか紙を挟んでいる。 | 指をどのように使ってハサミを動かすかが分かり、切ることの楽しさが少しずつ分かった。 | ひとりで片手ではさみを持って紙を切れるようになった。 |
1日のスケジュール
[放課後]
時間 | 項目 |
---|---|
13:00 | お迎え |
14:00 | 個別課題 |
15:00 | おやつ |
16:00 | 集団療育 |
17:00 | お送り第1便 |
18:00 | お送り第2便 |
[長期休み]
時間 | 項目 |
---|---|
9:00 | お迎え第1便 |
10:00 | お迎え第2便 |
11:00 | 個別課題 |
12:00 | お昼ごはん |
13:30 | 集団療育 |
14:30 | おやつ |
15:00 | お送り第1便 |
16:00 | お送り第2便 |
帰りの送迎サービス
学校運営日は学校まで、学校がお休みの日にはご自宅までお迎えに行きます。スタッフやお友達と一緒に送迎車に乗り込み、教室に向かって出発。 集団療育も終わって帰宅の時間。片付けと帰りの支度をして送迎車に乗ります。シートベルトをきちんと装着して車内ルールも確認。
個別課題
一人ひとりの課題に取り組む時間です。ドリル、手指を使った作業、学校の宿題など内容はさまざまですが、ひとりでコツコツ、スタッフと一緒に考えながらそれぞれのペースで進めています。
おやつ
「いただきます!」の大きな声が教室にひびきます。手洗いや挨拶はもちろん、テーブル拭き、お茶を配る、などのお手伝いも子どもたちにしてもらいます。
集団療育
おやつのあとは集団療育の時間。感覚と運動の協調、コミュニケーションスキルの向上、表現の場をもつなど毎月のテーマを持って日々の活動に取り組んでいます。