2020.03.11
【おうちdeスマート】スマート会議
こんにちは。
臨床心理士の小島です。
今日紹介するのは「スマート会議」です。
3人ずつのグループに分かれた後、
グループでの会議を進行する「司会」
意見を紙にまとめる「書記」
最後に出た意見をみんなの前で話す「発表者」
の3つの役割を決めて、話し合いました。
ルールは3つ。
『意見を発言するときは手を挙げること』
『他の人が話しているときは、お話しないこと』
『相手の考えを否定しないこと』
コミュニケーション、自己理解、他者理解を意識した療育内容です。
自分の意見を言う時、頭の中ではどんなことが行われているのでしょう。
①自分の考えや感情を見つけます。
②それを言葉に置き換え確認します。
③自分の中の言葉を相手にも伝わるように、置き換えます。
④口から言葉を出します。
会議は大人でも緊張すると思いますが、
これだけの処理を行わなければならないのですから、緊張して当然です。
かつ、相手もこの処理を行い、違う意見を出してくるのですから、
それはそれは、大変です。
それでは早速、おうちで会議をしてみましょう。
「これから夕飯メニュー決定会議を始めます」のように
挨拶をしてから始めるといいかもしれません。
会議を始めたら、保護者様もご自分の意見を率直に言いましょう。
理由も一緒に話すと、伝わりやすいかもしれませんね。
反対意見を言う時は、相手の意見を最後まで聞くのがポイントです。
「今日は、唐揚げの気分なので、唐揚げ定食にしたいです」
「とはいっても、一昨日も唐揚げだったので、違うものが食べたいです」
といった感じで。
どうでしたか?
ぜひやってみてください。
また明日もお楽しみに!