私たちが目指していること
スマートキッズジュニアの活動を支える理念は「社会との共生をめざして」です。中高生という将来への準備を進めていく年齢に応じて、社会へ出ていくことを念頭に置いた活動が、保護者さまからも社会からも求められています。 「今持っている力をどう活かしていけばいいのか」、「社会に出る前に子どもたちに身につけて欲しいスキルをひとつでも多く獲得するにはどうすればよいのか」ということを意識した活動を中心に行っています。
専門的療育
社会性(SST)プログラム
コンセプト
「自己覚知をしながら、自分自身とうまくつきあっていくこと、逆に他者とコミュニケーションをとり協力して行う力を養います。
特徴
- 対人関係
- 中高生になってくるとこれまで以上につながりを持つ人も増えていきます。同年代の友人とのやり取りの仕方に加え、将来の就職活動なども見据えて目上の人との接し方なども練習していきます。
【活動例】
・人との距離感
・やさしい言葉遣い
・子ども会議
・表情を読み取る
- 自己理解・自己統制
- 苦手が多いことにより得意なことに目が行かなくなってしまいます。子どもの特性を含めて自分の得意なことや苦手なことを理解し付き合っていけるように援助します。
【活動例】
・乗り物マナー
・誰かを好きになったら?
・自分の気持ちを相手に伝えてみよう
生活・キャリアプログラム
コンセプト
生きるための日常スキル・就職へ結びつく力を養います。
特徴
- 生活管理
- 将来の自立に向けて生活を成り立たせるための練習をします。自分でできることを増やすだけでなく、誰かに適切に助けを求めていくことも覚えます。
【活動例】
・衣類のしまい方
・歯みがきの仕方
・ほうきや掃除機の使い方
- 金銭管理
- お金を使ってモノを買う行為だけでなく、今いくら持っていて短期的・長期的にどれだけ必要になるなど、見通しをたてる練習をします。将来お金のことで混乱することを少しでも減らせるよう支援を行います。
【活動例】
・清掃活動で擬似お給料をもらいおやつを購入
・おやつバイキング 好きなおやつを買おう!
・複数の硬貨 買うにはいくら必要?
- 余暇
- 思春期の頃の趣味や楽しみは生涯にわたって続けていけるものだったり長く楽しめるものだったりします。「楽しめること=余暇の過ごし方」の幅を広げていきます。また日々さらされるストレスをコントロールしやすくなるように余暇の過ごし方の幅を広げます。
【活動例】
・音楽鑑賞会
・カラオケ
・ボーリング
- 就労準備
- 発達に遅れがあるとしても、就労に関して何らかの喜びを感じたりやりがいを見出してほしいと思います。「できた!」という達成感から「自分でできる」という自信につなげるため、簡単なお仕事練習を繰り返していきます。
【活動例】
・地域清掃
・面接練習
・作業学習
運動・学習プログラム
コンセプト
身体を動かすことにより健康を維持しそれにより脳を鍛えること、また学習態勢を整え理解する力・表現する力を伸ばします。
特徴
- 運動
- 身体を動かすことで前頭葉が鍛えられ、生きていく上で必要な生活力も運動をすることにより飛躍的に得られます。特性である、疲れやすさ・筋緊張や間接の弱さ・体温調節や痛覚の不安定感を克服するため、プログラム化された運動により基本的な運動能力を維持することができます。
【活動例】
・卓球
・ペタンク
・インディアカ
- 学習
- 学習のつまづきの背景にはさまざまな要因が考えられ、苦手の種類によっても対応が異なります。楽しみながら学ぶ習慣をつけ、また一人ひとりにあった学び方を探し、最終的には学力に応じた個別課題に取り組みます。
【個別課題例】
・作文
・漢字検定に向けた勉強
・運筆練習
1日のスケジュール
[放課後]
時間 | 項目 | |
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16時ごろ | 入室 | 学校までお迎え、または自分で歩いて入室します。 入室後、学校の宿題や個別課題に取り組みます。 |
16時半ごろ | 軽食 | 入室後、学校の宿題や個別課題に取り組みます。 |
17時 | 活動 | 集団での活動を行います。調理実習や就労準備訓練など、 一人ひとりの個別支援計画に基づいた目標を定めて取り組みます。 |
18時ごろ | お送り第1便 | ご自宅まで車でお送りします。 自立に向けて、自分で歩いて帰ることもあります。 |
19時ごろ | お送り第2便 |