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2020.03.26

【おうちdeスマート】インタビュー


こんにちは。

臨床心理士の後藤です。

今日ご紹介するのは、「インタビュー」です。

 

教室ではこんなふうに取り組みました。

聞く人と答える人に分かれて、様々なことをインタビューします。

相手が気持ちよく答えてくれるように、

質問に答えてもらった後に、あいづちを打つなど、子どもたちも工夫していましたよ。

 

インタビューは、質問することや質問の仕方が重要にも見えますが、

実はそうじゃないんです。

「相手の話を親身になって聞く」とか「共感しながら聞く」ことで、

相手が気持ちよく話してくれて、質問にたくさん答えてくれます。

お話を聞くとき、相手の目を見るとよい、いいタイミングで相槌を打つ

などの小技があると思います。

私たち心理士も、相手の様子を見ながら気持ちよく話せているかな?と

考えながらお話を聞くように心がけています

 

普段おうちでお子さんたちにいろんなことを聞きますよね。

「今日学校どうだった?」

「スマートキッズは何したの??」

「宿題やった?」

などなど・・・

もしかして一方的なインタビューとか、口頭試問とか、

ひょっとしたら事情聴取や事実確認になっていませんか? 

 

「今日学校どうだった?」 → 「あのね○○さんと△△したよ」 → 「へえ」

「スマートキッズは何したの??」 → 「インタビューの活動したよ」 → 「ちゃんとできたの?」

「宿題やった?」 → 「スマートキッズで半分やったよ」 → 「じゃあ早くやっちゃいなさい」

 

・・・返事に対してなんだか会話が一方通行な感じがしませんか。

それは子どもたちの返答に対して、大人の都合や自分の意見を述べているからなんです。

ひとつだけでも子どもの返答に「へえ面白そう!」「がんばったね」など、

質問した側の気持ちの応答があると全然違います。

 

こちらが子どもたちに聞きたいことはたくさんあります。

一緒に過ごしていない時間、どんな様子だったのか、

楽しいことがたくさんあったのかなど

気になることがたくさんあります。

でもそれを一方的に聞かれると、

「ちゃんと答えたのに、何にも言ってもらえない」という不全感が残ることがあります。

子どもたちは、保護者のみなさんに自分のことを知ってもらいたいと思っています。

みなさんにも同じように喜んだり怒ったりしてほしいと思っています。

 

子どもたちへの日々の質問が、一方的な「事情聴取」や「事実確認」にならないように、

素敵な「インタビュータイム」にしたいですね。

 

どうでしたか?

ぜひやってみてください。

また明日もお楽しみに!

           
           

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