2020.03.31
【おうちdeスマート】手洗いで感覚統合風エクササイズ(・ᴗ・)人(・ᴗ・)
こんにちは。作業療法士の上田です。
今回は,手洗いを使った感覚統合風エクササイズをご紹介します。
教室では、手洗いチェッカーという機械を使って、
手洗いできているかのチェックをしたことがありました。
あんなにちゃんと洗ったのに、
ちゃんと洗えていない青い光が手に広がりました。
どこが洗えていないのか一目瞭然ですね。
「感覚統合」と見慣れない言葉が出てきましたね。
感覚統合とは、
必要な情報を感覚器官から受け取り、
適切な運動、動作を結びつけることをいいます。
この時、私たちは同時に自分が持っている「身体イメージ」を参考にしながら、
身体を動かしています。
身体イメージというのは、自分の体はどうなっているのか、
どう動かしたら、どう反応するのかイメージを持っていることです。
例えば飛んでくるボールをキャッチするためにはボールの軌道の情報を目で受け取って、
ボールを取るタイミングを上手にコントロールするといったような感じです。
手洗いもこの感覚統合の面から見てみることができます。
手のどこを洗うのかをよく見て、そこを触るという動作に変換します。
自分ではちゃんとやれているつもりでも、
指の間や手の甲、手首など忘れてしまいがち。
手のひらだけちゃちゃっと洗ってしまう子、いませんか?
もしかしたら、自分の手の形やどこが洗えていないのかわかっていないのかも?
今回ご紹介するのは,触覚と運動の感覚統合をうながし、
身体イメージを育てるエクササイズです。
まず親子で片手ずつ洗います
石鹸をつけて
お互いの手を洗いっこします
指の間も
手の甲もしっかり洗い合いましょう!
たったこれだけですが、
手洗いの仕方を楽しく覚えることができそうです!
さらに、お子さんが普段意識しない指先や手の甲の感覚を刺激することで、
指先の動きがスムーズになる効果も期待できます。
水が冷たすぎると手が強張ってしまうので、温水がおすすめです。
どうでしたか?
新型ウイルスを含む感染症予防のための手洗いの練習も兼ねて、
ぜひ、お子様と一緒に楽しんでやってみてください!