2020.03.24
【おうちdeスマート】封筒の仕分け作業
こんにちは!
社会福祉士の浅野です。
今日ご紹介するのは、「封筒の仕分け作業」です。
封筒に書かれている宛名を見て、部署ごとに封筒を仕分ける活動を行いました。
宛名は全部で3種類!
①部署ごとに色分けされた宛名
②部署名が記載された宛名
③名前のみ書かれた宛名
③の名前のみ書かれた宛名については、職員名簿と照らし合わせ、
部署名を確認してから仕分けました。
この活動は視覚から情報を取り入れ、内容を理解し、行動に移す力を養うことができます。
私たちは日常的に4つの段階を経て行動しています。
①外のものを「知覚」する。
②「知覚」したものに対して、過去の経験などを思い出しながら「判断」、
どうしていくか「決断」する。
③「決断」にそって「実施」する。
④この3つの過程には過去の経験や知識といった「記憶」が利用されます。
こういった行動って、練習をすればするほど、
素早く、正確にできるようになると言われています。
少し前振りが長くなりました。
このトレーニングを応用して、ポストの中身の整理に挑戦してみましょう!
大事なのは、「知覚」「判断」「決断」「実施」の流れを繰り返すこと。この一点です。
ポストの中身を見てみましょう。
はがきと封筒とチラシがあります(「知覚」)。
箱を3つ、用意します(「判断」「決断」)。
よーい、どん!で仕分けていきます(「実施」)。
これを繰り返していくと、おのずと
「はがきと封筒とちらしは分別する」という「記憶」が定着してきます。
あるいはお父さん、お母さんそれぞれに渡すものを仕分ける
というのも面白いかもしれません。
新聞や学校の手紙を机に並べます(「知覚」)。
お父さんの箱、お母さんの箱を用意します(「判断」「決断」)。
新聞はお父さんの箱、学校の手紙はお母さんの箱に入れていきます(「実施」)。
するとどうでしょう。
「お父さんには新聞を、お母さんには学校の手紙を渡す」という「記憶」が
定着していくのです。
こうやって仕分けることができるようになると、
生活の様々な場面を整理することが出来るようになりますね。
どうでしたか?
ぜひ、お子さまと一緒に楽しんでやってみてください。
また、明日もお楽しみに!